京都きものパスポート2018

教えて! あなたのKIMONO LIFE

Vol.西村兄妹キモノ店 代表 西村ヒロカズさん

いつもとは違う世界が広がるそれがきもの

“キモノをもっと身近に”―― 西村ヒロカズさんが妹のMIZUHOさんとともに経営する「西村兄妹キモノ店」の合言葉だ。西村さんは同店で販売はもちろん和装の域を超えた企画やイベントなど幅広く手掛ける若手社長である。「近年、レンタルきものの影響で男女ともにきものへの心理的なハードルが下がってきていると感じますが、それでもまだきものは“非日常”。デニム地やシャツ地などで仕立てたカジュアルなきものを提案するなどして、きものの敷居を下げることを追求し続けています」。
 また、きものを着ると普段の何気ない景色が違って見えてくるという。「きものを着ることで自然と“日本人であること”を意識するのでしょうか。たとえば道に咲く花を見て季節のうつろいを感じるなど。きものを着るとスイッチが入って、いつもの自分ではない自分が現れる」そこがきものの面白さでもあると語る。

和服と洋服を自由に行き来できるライフスタイル

仕事柄、きもので過ごすことが多いという西村さん。取材に伺った日も市松模様の丹後ちりめんのきものに兵児帯姿。全体的にシックな装いだが、きものに織り込まれた細かな銀糸と左腕につけられたアップルウォッチが遊び心を思わせるおしゃれなコーディネートだ。「男性きものは意外と簡単に着ることができます。今日の僕のようにきものをまとったらくるくると帯を締める。旅館の浴衣の着方とほとんど同じ」。着くずれを直すコツと、TPOをわきまえさえすれば男性きものは楽しめるという。その一方で洋服も好きと語る。「左ハンドルの車も好きですよ。和と洋、それぞれに良さと素敵さがある」と微笑む。物や情報があふれ、多様化する社会だからこそいろんなものの良さを知って選ぶことが大切。和服と洋服を自由に選択できることで暮らしに豊かさが生まれたと西村さんはいう。

きもの男子、きもの女子になるためのはじめの一歩とは

東京オリンピックや、きもの文化の世界遺産登録の動きで日本文化に注目が高まる中、きものを着たいけれど一歩が踏み出せない方へのアドバイスを尋ねると「まずは身近にいる素敵なきもの姿の人を見つけることじゃないかな」。街を歩く人でも芸能人でもいい。この人なら楽しくきものの世界に入っていけそうと思える人、素敵な人を見つけて、きもののコーディネートなどを観察し自分に取り入れることがはじめの一歩につながるのでは、という。近年SNSでもきもの姿の写真を投稿する人が増えている。妹のMIZUHOさんのインスタグラムも注目されている中で、素敵なきもの姿の人は意外と身近にいるのかもしれない。

西村 ヒロカズ(写真左)

1979年、京都市に生まれる。両親が呉服店を経営する環境に育ち、シンガーソングライター・バンドマンでの音楽活動を経て2004年10月に『西村兄妹キモノ店』を立ち上げる。

西村兄妹キモノ店 京都本店

住所 〒602-8006 京都市上京区上長者町通室町西入ル
TEL 075-417-6886
HP http://www.kimonoten.jp/
Instagram @nishimura_kyoudai_kimonoten
@nishimiz

※同店に併設している「御所西あいぜん」は、京都きものパスポートの特典協力店です。詳しくはこちらをご覧ください。

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