「きものステーション・京都」ってどんなところ? 実際に行ってみた - 前編 –
「きものステーション・京都」をご存知ですか。
京都のビジネス街・四条烏丸交差点から徒歩1分ほどのところに位置する京都経済センターの中にあるのですが、外からではいったいどのようなところなのかわかりづらいということで取材に行ってきました。その内容を2回にわけて紹介します。
きものに興味がある初心者の方、きもの姿で京都を観光したいという旅行者の方、もちろん愛好家の方も、きものに関する情報がいっぱい詰まった「和装の拠点」なので、ぜひ一度訪れてみてください。
きものステーション・京都のスタッフさんもきもの姿
場所は四条駅直結の京都経済センターの1階
京都経済センターは、阪急電車「烏丸」駅、または地下鉄烏丸線「四条」駅から直結通路ですぐのところ。市バスのバス停前(四条烏丸)という、大変便利な場所にあります。
地下は飲食店、1階は書店やスーパー、カフェ、2階は近年、外国人観光客にも人気のポケモンセンターキョウト、3階より上階は貸し会議室やコワーキングスペースなどがあります。
「きものステーション・京都」の外観
「きものステーション・京都」は、その1階。四条通の正面入り口から入って書店の右奥あたり。室町通からは、室町通入り口を入ってすぐ左手にあります。2019年3月に和装文化を核とした京都ブランドの発信、きものの魅力発信の拠点としてオープンしました。「きものステーション・京都 」のWebサイトはこちら
ショッピング、学び、相談ができる、きもののプラットホーム
一見、一般の和装呉服店のようですが少し様子を異にしていて、その特徴は大きく分けて3つあります。
- 1)「きものステーション・京都」ならではのきものや和装小物の販売
- 2)定期的に開催される多彩なワークショップ
- 3)着付け室の併設
ステーション内の様子
店舗スペースのおよそ半分を占めるエリアでは、同ステーションを運営する京都織物卸商業組合に加盟する会社がおよそ1か月ごとに入れ替わりで取り扱いの商品を販売しています。
オーソドックスな大人向けのきものや反物が出展されるときもあれば、七五三の子ども用きものや卒業式などで着る袴が並ぶこともあります。
さらにアンティークテイストのきものや、簡単に着られるように開発されたユニークなきもの、親子で楽しむきものや、祇園祭をテーマにした和装品など、一般の小売店ではなかなかお目にかかれない商品と出合えるのが特徴と言えるでしょう。
ショーウィンドウの様子
腰ひもや足袋のほか、あると便利な小物類などの商品も充実しています。こちらの小物類ブースも組合加盟の会社による出展で、およそ4か月ごとに商品の入れ替えを行なっています。
取材で伺った時は好みの生地でオーダーメイドできる「足袋のおあつらえ」が行われていました。自宅に眠るハギレなどの生地でも足袋をつくってもらえる珍しい企画で、好評のため期間を延長しておられました(現在は終了)。
小物類ブース。外に見えるのは室町通
ちなみに2023年11月から12月にかけて開催された「大蔵ざらえ」は、およそ10社がサンプル品や理由(ワケ)あり品など、通常の流通にはのらない商品がたくさん出品され、好評を博しました。
和装・繊維製品の集産地の組合が運営する「きものステーション・京都」だからこそできる人気イベントです。2024年以降も実施されるかもしれませんので、興味のある方はWebサイトやSNSをチェックしてみてください。
展示販売の最新情報や過去の内容についてはこちら
https://kimonostation.jp/news/2023kimonostation.html
ここまで「きものステーション・京都」での展示・販売品について紹介してきましたが、次回の後編では人気のワークショップ、便利な着替え室についての記事を掲載します。
後編はこちらをご覧ください
<きものステーション・京都>
住所:京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地 京都経済センター1階
TEL/FAX: 075-353-1011
営業時間: 11:00~19:00
定休日:木曜日
Webサイト https://kimonostation.jp
Instagram https://www.instagram.com/kimono.station_kyoto/
X https://twitter.com/kimonostation/
ブログ https://ameblo.jp/kimonostation-kyoto/
アクセス
◆電車でお越しの方
・地下鉄烏丸線「四条」駅、または阪急電車「烏丸」駅から26番出口を出て徒歩約1分
・京阪電車「祇園四条」駅から徒歩約15分
・地下鉄東西線「烏丸御池」駅から徒歩約12分
◆バスでお越しの方
市バス「四条烏丸」停すぐ