寺院・神社
真言宗総本山、世界文化遺産。平安京造営時に国家鎮護の寺として建立、空海により真言密教の根本道場となった。観智院には宮本武蔵筆の障壁画がある。
平安時代末期の儒学者・清原頼業を祀る。金運招来と試験合格のご利益で知られる。境内には芸能神社もあり、芸能上達を願う人々の参詣も多い。また、祭神と同族である清少納言を祀る「清少納言社」は、才色兼備のご利益で知られる。
釈迦如来と阿弥陀如来(重文)の二尊を祀る嵯峨天皇の勅願寺。小倉山の、春の新緑、秋の紅葉に彩られる「紅葉の馬場」を和服でそぞろ歩きすれば、いにしえの古都へいざなわれます。
平安初期、宇多天皇により創建。「旧御室御所」とも呼ばれ、金堂(国宝)や宸殿(登録有形文化財)、中門、五重塔(いずれも重文)などが建ち並ぶ。世界文化遺産。
元は嵯峨天皇の離宮として建立され、後に寺院となる。南北朝時代の南朝御所。大沢池は日本最古の庭池で名勝となっている。
平家物語に登場する滝口入道と横笛の悲恋物語の寺。本堂である庵には、滝口入道と横笛の木像を安置する。参道の途中に、横笛が血で歌をかいた歌石がある。入口には新田義貞の首塚がある。
吉野で崩御した後醍醐天皇の御霊を慰めるため、時の将軍足利尊氏が夢窓國師を開山として建立された。臨済宗大本山、世界文化遺産。
天龍寺の塔頭寺院の一つ。寛正2(1461)年、聖仲永光禅師を開山に創建。境内の「獅子吼の庭」は嵐山を借景とした回遊式山水庭園。公開は春と秋のみ。
前身は光源氏のモデルといわれる源融の山荘で、天慶8(945)年重明親王が新堂を建立したのが創建といわれる。「嵯峨釈迦堂」の名で広く親しまれ、毎年4月に行われる「嵯峨大念仏狂言」は国指定重要無形文化財に指定されている。
寛文元(1661)年、中国の隠元禅師により開創された黄檗宗の大本山。斎堂前にある開梆(かいぱん)=写真=は法具で木魚の原型として有名。個人坐禅や写経も体験可。
貞観元(859)年、裏鬼門に当たる八幡の男山に都の守り神として鎮座されたのが創建の起こり。以来、国家鎮護の社として朝廷や武家からも尊崇された。