京都をきものでめぐる♪ 撮影レポート&特典紹介 – 後編 –

2024.12.02

京都きものパスポートと和装の魅力をもっと多くの方に知っていただくために、現在SNS等で京都きものパスポートオリジナル動画を配信しています。

11月の1本目配信に続き、12月より2本目の動画が配信されました。

動画はこちら

前回の記事に引き続き、今回も動画撮影で協力いただいた施設やお店で、実際にきもの姿で特典が受けられる施設・店舗を紹介します。

 

 

平安京を彷彿とさせる雅やかな「平安神宮」へ

モデルに、元「ミスきもの・京都」の森真里萌さんと田中希実さんをお迎えし、撮影を行ったのは9月初旬のこと。夏の盛りのような強い日差しではありましたが、“きもの友”であり、“ママ友”のお2人。笑顔いっぱいで楽しく撮影が進みました。

お2人の簡単なプロフィールは前回の記事で紹介しています。

 

大河ドラマ「光る君へ」の撮影も行われた平安神宮。

 

最初の撮影スポットは市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」から徒歩約5分のところにある「平安神宮」です。明治28年(1895)に平安遷都1100年を記念して第50代・桓武天皇(かんむてんのう)を御祭神として創始されました。

 

朱塗りの柱などがきもの姿に合います。

 

平安京の内裏(だいり)を再現した社殿や大鳥居だけでなく、7代目小川治兵衛が作庭した名勝庭園「神苑」にもぜひ足を運んでください。社殿の朱塗りの柱や神苑の「橋殿」は、きもの姿での撮影スポットとしておすすめです。

京都きものパスポート特典は「10/1~12/25まで神苑 拝観料を50円引き」です。12月25日までの特典なのでご注意ください。
特典の詳細はこちら

 

 

日本唯一の「にほひ袋」専門店と、築150年の町家でいただく癒しの甘味

次に訪れたのは三条通にある「石黒香舗(いしぐろこうほ)」です。

 

「にほひ袋」と書かれた看板が目印。

 

地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約7分。安政2年(1855)の幕末期に創業した「にほひ袋」専門店で、芳しい香りが漂う店内には小さな香袋や防虫香、季節の花や干支をかたどった観賞用のお香などが所狭しと並んでいます。

 

生地と紐を選ぶ2人。

 

同店の「にほひ袋」は、約10種の天然香木などを調合して仕立てます。撮影当日は、モデルの2人が選んだ友禅や西陣織生地の巾着と紐で、好みの「にほひ袋」を作ってもらいました。

同店の「にほひ袋」はふんわりとした優しい香りが特徴。きものの袂や鞄に入れて持ち歩いたり、箪笥に入れてきものに香りをうつしたり…。古くからきものと縁のある「にほひ袋」についていろいろ教えていただきました。

京都きものパスポート特典は「商品お買い上げの方に粗品進呈」です。
特典の詳細はこちら

 

お店の入り口。後ろにある石板には銘菓「かすていら」の文字。

 

最後の訪問先は「大極殿本舗六角店 甘味処 栖園(せいえん)」です。
「石黒香舗」から徒歩約3分の六角通にある人気の和菓子店で、焼き菓子、羊羹などを販売するほか、店内には甘いものをいただける喫茶コーナーがあります。

 

長時間の撮影、お疲れ様でした。

 

撮影では同店人気の「琥珀流し」をいただきました。寒天に蜜をかけた涼味溢れる一皿で、月ごとに蜜が葡萄や柚子、レモン味などに変わります。

撮影に訪れたのは9月でしたが、季節を少し先取りして10月の「栗と小豆」の琥珀流しを作っていただきました。坪庭や箱階段など、随所に築150年の町家の風情が残るきもの姿にぴったりの名店。季節によって掛け変わる表の暖簾も必見です。

京都きものパスポート特典は「商品および喫茶5%off」です。
特典の詳細はこちら

 

きものパスポートの使い方、便利なルートマップも

京都きものパスポートの詳しい利用方法については「ご利用ガイド」で紹介しています。

また、動画撮影で訪れたお店などを地図にまとめた便利なルートマップもありますので、お出かけの計画に、ぜひご活用ください。

 

 

取材・writing/五島 望(京都きものパスポート事務局/ウーム総合企画事務所)

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